料理を通じて お客様に笑顔と思い出に残る味を

東京のレストランで和食を経験した後、漁師をしている父の影響で船の仕事に興味を持ち、この仕事に応募しました。現在はクルーズ船「Mitsui Ocean Fuji」でクックとして勤務しています。ギャレーと呼ばれる船内のキッチンでは、総料理長のもと大勢のクックがベジタブル、ミート、フィッシュ、ベイカー、ペイストリーなど各セクションに分かれて業務を行っています。その中で私は現在「ホットセクション」を担当しており、ソースづくりや味付けを中心に調理をしています。船内のお食事を楽しみにされているお客様にご満足いただき、笑顔になっていただけるよう、最高の一皿を提供するために心を込めて調理・盛り付けを行っています。

船内には外国籍のクルーも多く、和やかな雰囲気がある一方で、異なる言語に触れる難しさもあります。英語力を求められる場面も多々あり、時には意思疎通を図ることの難しさを感じることもありますが、会話だけでなく、「料理」という共通の作業を通じて分かり合えた瞬間は大きな喜びを感じます。一度に沢山のメニューを作ることが多く、体力的に大変な場面もありますが、仲間と助け合いながら業務を進めています。今後も仲間とのコミュニケーションをさらに円滑にし、チーム全体の連携や雰囲気をより良いものにしていきたいと考えています。